2024/10/20

第299号

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今号は、８月に新規選抜された期待の当団種雄牛「増照重」のご紹介など、肉用牛情報を中心にお届けいたします。

　種雄牛情報

◆Ｐ黒１１７７　増照重◆

父：福増　母の父：美津照重　母の祖父：第５隼福
田尻系で固められた注目の福増息牛！歩留まり良く、細やかなサシに特長あり！

「増照重」の母「ぴれす」は、父に「美津照重」、母の父に「第５隼福」をもつ繁殖雌牛です。この「ぴれす」に、ロース芯面積や歩留基準値に優れた「福増」を交配し作出されたのが「増照重」であり、田尻系・茂金系の濃い血統構成を有しています。

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本牛は、両親から資質の良さを受け継ぎ、現場後代検定成績において高い脂肪交雑能力（表型値９.４）を示しています。
枝肉形質Ｇ育種価では皮下脂肪厚第９位、歩留基準値第１１位、バラの厚さ第１９位、BMS No. 第１９位と無駄のない枝肉生産が可能です。また、脂肪酸組成G育種価にも優れており、ＭＵＦＡ、オレイン酸の改良も期待できます。
産子の枝肉においてはカブリサシ、バラサシ、モモ抜けに優れた枝肉が多く見られました。

　遺伝子のはなし

●豚の抗病性遺伝子型検査〇
豚の感染症に対する抵抗性（抗病性）は個体差があり、最近の研究では抗病性に関与する遺伝子の一塩基多型（ＳＮＰ）が細菌やウイルスの認識に影響していることが報告されています。
現在、５つの遺伝子（EIR、NOD2、NLRP3、NOD1、TLR5）について、遺伝子型検査が可能です。例えば、種豚選抜等にぜひご活用ください。
詳しくは、🔗こちらをご覧ください。
※お問い合わせは、遺伝検査部(Tel: 027-269-2441)まで

　肉牛トピックス

　事業紹介

◆Ｒ０３現検（前期）枝肉調査まもなく終了！（肉牛）◆

令和３年度前期候補種雄牛の現場後代検定調査牛の枝肉調査を全国各地で行っており、今月末まで実施します。種雄牛別の枝肉成績については、ホームページに掲載しています。
🔗枝肉調査概要はこちら

◆Ｒ０５現検（前期）検定調査牛導入実施中！（肉牛）◆

令和５年度前期候補種雄牛の現場後代検定調査牛について、１０月上旬より各肥育委託農家等への導入を開始し、１１月２２日まで実施します。関係者の皆様におかれましては、検定調査牛の個体確認等ご協力の程よろしくお願いいたします。なお、遺伝子型検査（親子判定）は実施済みか今一度ご確認をお願いいたします。

🔗令和５年度前期候補種雄牛名簿はこちら

◆Ｒ０５現検（後期）検定調査牛（肉牛）◆

令和５年度後期候補種雄牛の現場後代検定調査牛は、おおむね令和６年７月～９月に生産されました。関係者の皆様におかれましては、検定調査牛の日齢に見合った発育をするよう良好な哺育・育成管理をよろしくお願いいたします。また、雄子牛の去勢は、おおむね生後４カ月齢までに確実に実施するようよろしくお願いいたします。
🔗令和５年度後期候補種雄牛名簿はこちら

◆Ｒ０６現検（後期）調整交配（肉牛）◆

令和６年度後期候補種雄牛１３頭の調整交配を１０月１日より開始しました。交配期間は１２月１４日までです。関係者の皆様におかれましては、調整交配協力雌牛全頭への交配をよろしくお願いいたします。
🔗令和６年度後期候補種雄牛名簿はこちら

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発行元　一般社団法人家畜改良事業団